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基礎知識を身に着ける
自宅の外壁が経年劣化を起こしていることで、初めて外壁塗装を依頼する方も少なくはありません。業者選びはネット上から簡単に探し出すことはでき、住宅のある地域を営業範囲としている複数の業者のホームページを比較検討する方法も必要です。
更に事前に基礎知識を知っておくと失敗を防ぐことができるので、知識を持たない方は確認すべきポイントを理解しておくと安心です。外壁塗装は坪数で塗料の料金を決めることが多いのですが、選び塗料により料金は上下します。多くの方がウレタン塗料かシリコン塗料を選んでおり、この2種の塗料は最もコストパフォーマンスが良いとされています。ところが業者によっては肝心な塗装作業において、工程を省略していることも普通にあることで、選んだ塗料を下地調整後に直で塗るという作業をする業者がいます。この工程だけでは不十分と判断した方が良い基礎知識になり、きちんとした仕事を行う業者の場合は、まずは下塗り塗料を吹き付けて、その後に中塗りと上塗りで仕上げを行います。3度塗りとも言われる方法ですが、最低限この作業工程を守っていれば業者選びは更に簡単です。
使う塗料の種類やウレタンとシリコンについて
外壁塗装で使う塗料にはいくつかの種類がありそれぞれ耐久性や価格などが違います。ウレタン・シリコン以外にも高い耐久性や機能を持つ特殊なものから、フッ素・無機などがあります。
ウレタンは外壁塗装ではシリコンが一般的に使われるようになる前に多かったもので、大変伸びが良くて独特の光沢を持ってます。今は主に密着性があるので雨どいや手すりなど湾曲した部分へ使いますが、なんといってもメリットは安価で経済的、密着性と延びるので施工がしやすいですが、他と比べると耐久性・防汚性に劣ります。
シリコンは一番定番で値段と耐久性のバランスが良くて、色の種類も豊富でコスト面に優れてます。たくさん使われているので生産量も多く、親水性の特徴がありウレタンよりも汚れにくいです。親水性は水に馴染む性質のことで塗った外壁にほこりなどの汚れがついても雨水が汚れを包んで一緒に流してくれます。難点は塗膜の伸び縮みが少ないことで、外壁は地盤の揺れや寒暖差でひび割れが起き、伸びるタイプだと小さな割れなら追従して塗膜でカバーします。
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